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味噌の保管方法と賞味期限
自宅で保管していた味噌の色が変わってしまった…などという経験をされたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、味噌の保管方法と賞味期限などについて、ご紹介させていただきます。
味噌の色が変化する理由
味噌の色の変化は、味噌の原料である麦に含まれる糖と大豆に含まれるアミノ酸などの成分が化学反応を起こすことで発生するメイラード現象というものです。この反応は味噌に含まれる原料の反応なので、保存容器を開けていなくても発生してしまいます。時間がたった味噌は褐色化していくだけでなく、風味が損なわれてしまうので適切な保存方法と賞味期限を意識して利用されることをお勧めします。品質は落ちるものの、色が変わってしまったからと言って体に害はございませんので、お料理に活用してお召し上がりください。また、味噌たまりと言われる液体が出てくることもありますが、こちらも発酵によって出てきたもので、味噌と混ぜてお召し上がりいただけるものです。
味噌の最適な保管方法
味噌は開封前後にかかわらず、冷蔵庫、もしくは冷凍庫で保管することをお勧めいたします。一般の家庭の冷凍庫では味噌が凍るほどの温度にはならないので、少し硬くはなりますが冷蔵庫に入らない場合は冷凍庫で保管しましょう。また、開封後は表面の乾燥や酸化を防ぐために、ラップや容器には入っている紙などできちんと表面を覆っておくとよいと言われています。
味噌の賞味期限
メーカーや味噌以外に含まれる原料によっても異なりますので、一概には言えませんが、一般的には冷蔵庫や冷凍庫で保管した状態で1年ほどが味噌の賞味期限の目安です。
白みそなどは保存に影響する塩分濃度が低いので、それ以下の表示がされていることもあるかと思います。
以上、味噌の保管方法と賞味期限についてご説明させていただきました。おいしい状態で召し上がれるように、表示に従って、なるべく期限以内にお使いいただくことをお勧めいたします。